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人生には驚きと再出発がいつでも待っている——そんな力強いメッセージを持つ漫画『セブンティウイザン』は、50代の皆さんにぜひ読んでほしい作品です。
主人公は70歳にして新しい命を迎えることとなった夫婦。これまでの常識を覆すような設定ですが、その物語には笑いと感動、そして希望がたっぷり詰まっています。
特に、50代独身の女性で「まだ自分の人生には新しい可能性がある」と感じたいあなたにとって、この漫画は心に響くメッセージを送ってくれることでしょう。
『セブンティウイザン』は、ユーモラスで温かいストーリーの中に、生きることの喜びや家族の大切さが描かれています。これまで一人で過ごすことを選んできた方でも、この漫画を通じて「人生の新しい形」を見つけるシーンがあると思います。心を揺さぶられる瞬間がきっと訪れるはずです。
この記事では、『セブンティウイザン』の登場人物や簡単なあらすじ、ドラマ化についてまとめています。
また、この作品を楽しむにあたって実際のレビューや70歳での出産は実話なのか?なども記事にしました。
気になる作者や代表作について、何冊構成なのかなどについても分かりやすくまとめています。
最後まで楽しんで頂ければ幸いです。
1.登場人物一覧
2.「セブンティウイザン」のあらすじ
3.「セブンティウイザン」の感想
4.「セブンティウイザン」の作者について
50代独身女性におススメ漫画「セブンティウイザン」の魅力
・登場人物一覧
・簡単なあらすじ
・ドラマ化について
登場人物一覧
- 江月 朝一 (えづき あさいち) …夕子の夫。65歳。定年退職した日に妻から妊娠を告げられる。
- 江月 夕子 (えづき ゆうこ) …朝一の妻。70歳。朝一とはお見合い結婚。訳ありの美人。
- 江月 みらい (えづき みらい) …朝一と夕子の子供。夕子に似てかわいい。
- オードリー…みらいが生まれる以前に飼っていた犬。朝一と夕子の心の支えだった。
簡単なあらすじ
「セブンティウイザン」は、65歳と70歳の夫婦が突然妊娠するという驚きの出来事をきっかけに始まる物語です。
主人公の江月 朝一と夕子は、これまで穏やかに暮らしてきましたが、高齢での妊娠を通じて新たな挑戦と喜びに向き合います。
70歳での出産という命にかかわる重めのテーマではありますが、可愛い絵とユーモアがある表現なのでサラッと読めます。
ユーモアの中にも高齢夫婦ならではの、含蓄のあるセリフに考えさせられる場面も度々あります。
「セブンティウイザン」は、周囲の人々のサポートや驚きのリアクションを交えながら、人生に再び訪れた奇跡を通して、家族の愛や絆の大切さを描いた感動的でユーモラスなストーリーです。
ドラマ化について
『70才、初めて産みますセブンティウイザン。』としてNHK BSプレミアム「プレミアムドラマ」枠にてテレビドラマ化され、2020年4月5日から5月24日まで放送されました。
江月朝一 – 小日向文世
江月夕子 – 竹下景子
視聴者の感想
「なんとも凄い設定のドラマで驚きの一言。
70歳と思うから頭が追いついていかないけど、50歳だったら現実過ぎて生々しいしいのかな。
いずれにしても、命の重さや親としての責任をズシンと感じるドラマになるのかな。」
生身の人間が演じると70歳での出産という設定にどうしても抵抗感が出る人もいるようです。
初めは漫画から読むのをお勧めします。
個人的には、朝一役を小日向さんが演じているのは嬉しいです。
50代独身女性におススメ漫画「セブンティウイザン」の感想と考察
・70歳で出産は実話?
・気持ち悪い?レビュー要約
・面白いポイントは?
・70歳で出産は無責任?
・「セブンティウイザン」は何冊構成?
・作者は誰?代表作は?
70歳で出産は実話?
2016年に70歳で第1子を出産したインド人女性が実在します。
79歳の夫との46年間の結婚生活で子どもは授からず、ほぼ望みを捨てていたが、体外受精(IVF)治療を2年間受けた末に男児を出産しました。
インド人女性は「母親になるのに老い過ぎていることはなく、出産によってようやく人生を全うできた」と語っています。
また、インドでは2008年にも、同じく体外受精で妊娠した女性が、72歳で双子を出産したと報じられています。
気持ち悪い?レビュー要約
否定的な感想
・70代で出産ということから、ミステリーのような話かと思いきや、つじつまのあわないところは全て丸投げして、都合良く元気な赤ちゃんが生まれて…普通に育児して…。はっきりいって、気持ちが悪い。何を伝えたい作品なのかもわからない。
・どうしても子どもの目線で考えてしまう。年金で育てるの?10才の時80才の母、絶対学校では異質だし、いじめにあう可能性高い。
・子どもを持つ親としては、とても自分本意な母親に感じます。あと生きられて何年かも分からないのに、子どもを産むなんて。
肯定的な感想
・こどもを授かることの尊さ、育むことの素晴らしさと責任の重さ、そして親になることへの覚悟と、何より老夫婦の成長とあらたな関係性の深まりがとても丁寧に描かれています。
・始め、うーん、泣けるのかこれ?読むのやめようかなと思うような感じだったんですが、途中からじわりじわりと来て、一気に読みすすめた最後は号泣でした!
・タイトルから敬遠していましたが、試し読みをしたら絵がかわいくて、読み進めたら涙が出ました。
・責任という言葉にがんじからめにしないで、世の中の母親に「産んでいいよ」「頑張ろう、力を貸します」って言ってあげられる社会ならもっと出生率上がると思った。誰の未来にも「絶対」なんてないし、確実に責任とれる母親なんていないよ。
面白いポイントは?
- ユニークな設定
70歳の高齢夫婦が妊娠するという、常識を覆すユニークな設定が本作の最大の魅力です。現実にはあまりない状況だからこそ、物語に引き込まれ、続きが気になってしまいます。 - コミカルな描写
シリアスになりがちな高齢出産のテーマを、コミカルに描くことで、読者が自然に笑いながら読み進められるのがポイントです。夫婦の会話や周囲の人々の反応がユーモアに溢れ、心温まるシーンがたくさんあります。 - 心に響くメッセージ
年齢に関係なく「新たな挑戦を恐れずに迎える」姿が描かれており、読者に勇気を与えます。50代以上の読者はもちろん、誰にとっても共感できるメッセージが込められています。 - 夫婦の深い絆
夫婦関係がとても温かく描かれています。長い人生を共に歩んできたからこその深い絆と、新しい命を迎えることへの期待が、読者の心に残る感動的なエピソードを作り出しています。 - 周囲の反応と地域の温かさ
隣人や友人たち、町の人々が夫婦を見守る様子が描かれており、地域社会の温かさが伝わってきます。人々の反応やサポートも笑いと共感を生み、物語にさらに魅力を加えています。 - リアルな高齢者視点の描写
高齢出産に挑む夫婦の日常が丁寧に描かれており、高齢者ならではの心配や体力の問題などが現実的に描かれています。このリアルな視点が物語に説得力を与え、共感を呼び起こします。 - 未来への希望
70歳という年齢で新たな命を迎えるという希望に満ちたストーリーは、読む人に「年齢に関係なく新しい人生を始められる」という前向きなメッセージを伝えます。物語を通じて未来への希望と新たなスタートを感じられる点が大きな魅力です。
これらの要素が「セブンティウイザン」を面白く、読者の心に残る作品にしています。シリアスさとユーモア、感動が絶妙にバランスされた物語は、年齢を超えた多くの人におすすめの一冊です。
70歳で出産は無責任?
70歳での出産について「無責任だ」という意見がしばしば見られます。
この意見に対して、考えてみるべき視点は多くあります。
まず、一般的な常識から見れば高齢での出産はリスクが伴い、親としての体力的な問題や、子どもの将来を考えると懸念が生じることは理解できます。
しかし、個人の選択とその背景に注目することも重要です。
70歳で出産を選んだ夫婦には、そこに深い理由と希望があると思います。
たとえば、長い人生の中で、ようやく安定した生活を築き上げ、子育てに集中できる環境が整ったからこそ、この選択に至ったのではないでしょうか。
また、高齢であるからこそ、命の尊さや家族の価値を一層強く感じていることが理由のひとつです。
この決断には、家族としての新しい一歩を踏み出す強い意志が込められています。
親が子どもに対して抱く愛情や責任感は、年齢によって決まるものではありません。
むしろ、長い人生経験を積んだからこそ、深い愛情と知恵をもって子育てに取り組むことができるという側面もあります。
70歳の親だからこそ、穏やかな心と深い愛情を持って、子どもと向き合うことができるのです。
大切なのは、年齢ではなく、子どもを愛し、育てていく覚悟と環境が整っているかどうかだと思います。
「セブンティウイザン」は何冊構成?
「セブンティウイザン」は新潮社から全5巻出ています。
育児に加えて終活を題材とした第2章『セブンティドリームズ』が新潮社から既刊4巻(2021年1月9日現在)出ています。
作者は誰?代表作は?
作者のタイム 涼介(タイム りょうすけ)さんは神奈川県横浜市出身です。
高校在学中に『お前のそれは万引きとは言えない』でヤングマガジン月間新人漫画賞(講談社)に入選し、プロデビューしています。
また、2014年には映画監督に挑戦されています。
当時全く無名であった吉岡里帆さんの初主演作、『イルカ少女ダ、私ハ。』で映画監督デビューをしています。
50代女性におすすめ漫画「セブンティウイザン」の総括
・登場人物やあらすじ
・ドラマについて
・「セブンティウイザン」の楽しみ方
・実際のレビューの要約
・70歳での出産について
・作者について
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