懐かしさと感動が蘇る!50代女性におすすめの漫画『イティハーサ』の魅力とは?

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イティハーサのイメージ

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『イティハーサ』は水樹和佳(みずき わか)によって描かれた漫画で、1980年代から1990年代にかけて連載された作品です。

この作品はファンタジーとSFの要素を組み合わせており、神話的なテーマや輪廻、転生といった深いテーマが特徴です。

簡単なあらすじとしては、ある村の少年鷹野(たかや)は、ある日捨て子を拾い、その赤子は透祜(とおこ)と名付けられ、鷹野の妹として育てられました。

7年後、透祜が育った村は目に見える神、威神の徒党に襲われ、透祜らの村は全滅状態となります。

そこから主人公たちが巨大な運命に巻き込まれていく姿が描かれており、その独特な世界観や哲学的な内容が多くの読者から支持されています。

この作品は壮大なストーリーを魅力的な登場人物たちが上手く表現しています。

人間の幸福とは?神の存在意味とは?など重厚なテーマが散りばめられたストーリーです。そこが「イティハーサはすごい」と言われる理由の一つです。

個人的な感想としては、重厚で深く考えさせる内容と古臭さを感じさせない美しい絵が50代の女性におすすめの漫画だと思います。

それぞれの登場人物が発する印象的なセリフもイティハーサの面白いポイントです。

また、「イティハーサ」の意味や何冊構成なのか?実際のレビューは?作者はどんな人?についても分かりやすくまとめているので最後までお楽しみください。

神々の戦いのイメージ

記事のポイント
  1.イティハーサの登場人物やあらすじ
  2.イティハーサの魅力
  3.イティハーサの楽しみ方
  4.イティハーサのジャンルや作者について

50代女性におすすめ漫画のイティハーサの魅力

  ・登場人物一覧
  ・イティハーサの意味とあらすじの面白さ
  ・イティハーサがすごいと言われる理由

登場人物一覧

透祜(とおこ):主人公。捨て子で鷹野(たかや)に育てられており、後に鷹野に恋心を抱くようになる。巫女の素質があるため威神(いしん)に狙われやすい。

夭祜(よおこ):透祜の双子の姉妹。幼いころ誘拐され、威神の戒士となる。殺人や殺戮に喜びを感じるように育てられ、それに苦しんでいる。

鷹野(たかや):もう一人の主人公。まっすぐな性格で人たらしで、神たらしでもある。捨て子である透祜を妹として溺愛している。透祜を守るために常軌を逸した強さを手に入れる。

青比古(あおひこ):透祜や鷹野の兄のような存在。覡(おかんなぎ 男性の巫女)でもある。一定の年齢になると自己をなくしてしまう運命を背負っており、感情の揺れが人とは違う神秘的な魅力がある美男子。

桂(かつら):亞神の律尊の戒士。威神から襲撃された村から生き延びた透祜、鷹野、青比古を助ける。カラッとした性格の人のいいお姉さん。やたらと強い。青比古が初恋。

一狼太(いちろうた):亞神の律尊の戒士。元は威神の徒で桂のおかげで亞神の戒士となる。桂を慕っている。青比古という存在に異常に執着しつつ憎んでいる。

亞神(あしん):目に見える神。善を好み、聖を欲し、平和を望む。

威神(いしん):目に見える神。悪を好み、魔を欲し、破壊を望む。

イティハーサの意味とあらすじの面白さ

イティハーサとはサンスクリット語で「歴史」を意味します。

舞台の背景となるのは、1万2000年前の古代日本が舞台となっている壮大なストーリーで輪廻転生や愛、戦いが絡み合った内容で、読者に深い感動を与える作品です。

目に見えない神々を信仰していた古代日本に遠い国から目に見える神々(亞神と威神)が現れたことから人々を巻き込んだ亞神と威神の戦いが始まります。

イティハーサは壮大すぎてあらすじをまとめる事は私の技量では無理でした。すみません。

ただ、後世に残すべき作品だと思っています。今のアニメの技術でもこの壮大で残酷で美しい作品を映像化することは難しいのでしょうか?

いつか動く青比古や桂を見るのが私の夢の一つです。

イティハーサがすごいと言われる理由

絵のすばらしさ

イティハーサを初めて目にしたのは私が中学生の頃でした。親戚のお姉さんの家にあったのを読んだのがイティハーサとの出会いでした。

それまでは「りぼん」や兄が読んでいた「ジャンプ」「マガジン」などを読んでいた当時の私には衝撃的な作品でした。

中学1年生だった私は内容は理解出来ていなかったと思います。ただその絵に圧倒されたのは覚えています。

どのページも丁寧に美しく描かれている人物や自然の描写に感動しながらページをめくっていました。
ギャグシーンも丁寧に描かれているのが印象に残っています。

作品が発表されたのが1985年なので約40年前の作品になりますが、芸術とも言える華麗な絵は今でも古臭さは気になりません。

きっと40年後に読み返しても新鮮な気持ちで読み返すことが出来る稀有な漫画がイティハーサなんだと思います。

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壮大なファンタジー

イティハーサをファンタジーと位置付けるのも少し違う気がするのですが、SFもピンと来ないしオカルトでもないし・・・となるとファンタジーが一番近いのかな?と思います。

とにかくストーリーの広がりがすごいです。人々の営みから宇宙の始まり、神々の葛藤など重厚なテーマが混ざり合っているのですが、ストーリー展開が自然なのでストレスなく読み進めます。

今でこそ言霊(ことだま)という言葉も聞きなれていますが、40年も前に言霊を理解し、漫画の題材の一つにしているのですから何とも画期的な作品です。

スピリチュアルが好きな人にも興味深い作品なのではないでしょうか。

登場人物が魅力的 

イティハーサには多くの登場人物がいます。

いわゆる悪役のキャラクターも多く出てきますが、イティハーサでは悪だからダメという描き方はしていません。逆に善人キャラでも暗く残忍な部分もあるという描き方もされています。

だからこそイティハーサの登場人物はどのキャラクターにも共感できる部分があり、嫌いなキャラクターはいません。

個人的には男性キャラクターの描き方が上手いと思っています。
内面的な葛藤と戦いながら自らが思う強い生き方をしようともがく描写がハマるのが男性キャラクターなのかな?と思います。
漫画の世界でも女は図太く強いのかもしれません(笑)

私がイティハーサで一番好きなのは青比古です。女性キャラでは桂です。

古代日本の海辺のイメージ

50代女性におすすめ漫画のイティハーサの感想と考察

  ・個人的な感想
  ・難しい?実際のレビュー要約  
  ・面白いポイントは?印象的なセリフ     
  ・何冊構成?打ち切り
  ・作者・原作について

個人的な感想

イティハーサと初めて出会って30年以上が過ぎました。

考えれば、10年に一度の割合で私の中のイティハーサブームが起こっています。今は3度目のブームが来ています。

他にも人生のバイブルとも言える漫画はあるのですが、年齢を重ねるほど理解が深くなり更に引き込まれる作品はイティハーサだけかもしれません。

私たちが生きている現実世界は本当に混沌とした一年先も分からない不安定な世界となっています。

また、今までは良しとされていた事が悪となってしまう事もあり、戸惑う時もあります。

そんな時代にこのイティハーサは考え方の視点を変える方法を教えてくれているように感じます。

今、この時代にこそ、大人世代にイティハーサを読んでみて欲しいです。

難しい?実際のレビュー要約

・思っていたよりもずっと深く哲学的な作品でした。

・少女向け漫画誌に掲載されていたことにビックリします。結構難しい内容だと思うのですが

・想像以上に壮大なお話で、よくぞこのお話を最終巻まで描き切ってくださったなぁと感動でいっぱいです。

・読み終えた後に、ゆっくりとひとりで思考を巡らせたくなるような作品です。

・こんなに壮大な作品は稀有だと思います。たくさんの人に読んでもらいたいです。

・年齢と知識を重ねた現在に読み返してみると、作品への感じ方が大きく変わり、ただただ『凄い作品だ』としか言いようが無いかも…。

・導入から引き込まれて一度も中弛みしなかった。こんな名作を今まで知らなくて悔しいです。

・ 絵が古いのは仕方ないが、美しいので、さほど気にならないはず。

・もーーー皆さん読むべきですーーー。圧倒的な世界に魅力されます!

1万2000年前の古代日本のイメージ
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面白いポイントは?印象的なセリフを紹介

イティハーサには多くの登場人物の名言があります。ここでは私が刺さったセリフを紹介します。

透祜 「一人一人違うんだ・・・」「常闇に安寧できる人もいるんだ・・・」

鷹野 「平穏など望むべくもない!!」「知ることが不幸ならおれは迷わず不幸を選ぶ!!」

青比古 「愛も憎悪も迷いさえも人のものだ」「神が関与されるべきことではない!!」
    「だからおれは・・・不幸とは無縁だった・・・」「だが不幸と無縁ということは」「幸福とも無縁ということだ・・・」
    「哀しみの深さの分だけおれは幸福なのかもしれないと・・・思った」

 「魅入られ・・・」 「そして自ら魅かれていくのだ」 「魔に邪に悪に そして破滅に・・・」

主頭 「善悪が対峙しているように見えるのはそのどちらかに囚われた者が見る幻想にすぎぬ」

何冊構成?一度打ち切りになったのは本当?

全7巻(早川書房)で作品は4部構成となっています。

  • 第一部 神名を持つ國 (1986年5月号 – 1987年8月号)
  • 第弍部 神名を持つ者 (1988年6月号 – 1990年6月号)
  • 第参部 不二・天音 (1990年10月号 – 1993年10月号)
  • 第四部 目に見えぬ神々 (1994年4月号 – 1997年7月号)

    1987年より1997年にかけて集英社刊行の少女漫画雑誌『ぶ〜け』にて不定期連載されていましたが、掲載誌の方針が変わったために打ち切られてしまいました。最終巻を描き下ろす形で1999年に作品は完結しました。

    こんな名作を打ち切るなんてどんな事情があったにしろ信じられないですね。

作者について

名 前:水樹 和佳子(みずき わかこ)
生年月日:1957年3月22日
血液型:O型
出身地:東京
出身校:東京デザイナー学院アニメーション科 卒業

東京デザイナー学院を卒業後、萩尾望都氏のアシスタントをつとめる
1975年に『かもめたちへ』が『りぼん』に掲載されデビュー。
1978年の『ぶ〜け』(同)創刊と同時に活動舞台をそちらに移す。

受賞歴
第12回星雲賞コミック部門(『伝説』)
第31回星雲賞(『イティハーサ』)

現在は漫画家の活動を休止して、2013年に埼玉県でフラワーショップを開店し、フラワーデザイナーとして活動している。

50代女性におすすめ漫画イティハーサの総括

・壮大なストーリーを展開する魅力的な登場人物
・イティハーサの意味とすごいと言われる理由
・とにかく絵が美しい
・40年前の作品と思えないストーリーと絵
・実際のレビューでも軒並み高評価
・読んだ後は他人にも読んで欲しくなる作品
・スピリチュアルに興味ある人にもおすすめ
・大人世代こそ読んで欲しい作品
・後世に残すべき作品の一つ






  

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